第3分科会  世界の現実理解  概要報告
司会者  浅倉 健
1 ロンドン日本人学校における安全対策
 
・ 校舎,敷地の構造
・ 保護者による迎え(ピック)とヘルプ(引率)体制
・ 休み時間の教員による監視体制
・ 緊急事態発生時のマニュアル
 
2 緊急事態発生時の実際
  2000年7月,ロンドン地下鉄にIRAによる爆弾テロ発生じの日本人学校の対応の実際。
 
3 質 問,その他
 
Q 子どもたちの地域での遊びは,どのようなものですか。
A クラスや知り合いの友だちで,何人かで誘い合って遊んでいる。大抵の場合は,保護者の家の中や庭で遊んでいた。学校でも,四年以上の学年は週一回,放課後に「遊び時間」をもっていた。
 
Q 現地の小学校の安全対策はどうだったか。
A 知っている範囲では,安全対策はロンドン日本人学校とほぼ同じ内容であったと思う。ローカルの学校でも,同じような安全対策をとっていた。
 
5 助言者から
   ○ロンドン日本人学校(比較的治安のよいと言われている)でさえ,こういうしっかりとした「安全対策」をとっている。日本の学校では,どうだろうか。日本人の多くは,「水と安全」は,ただと思っている。付属池田小学校の事件以来,小学校では,校門を閉めるようになってきた。そして,来校者は受付で記帳する。安全対策が,表面だけのものになっている。日本の学校の安全と警備体制の強化が必要だ。
 
※この後,アフガニスタン訪問(8/20〜30)報告をしていただきました。